专利摘要:
ユーザに香りを供給する装置は、本体コンポーネントと、流体リザーバと、前記流体リザーバを前記装置の外部に接続する出力コンポーネントと、前記ユーザに関するユーザ嗜好データ及びバイオフィードバックデータを受信し、それに応じて前記流体リザーバからの出力を制御する制御コンポーネントとを有する。前記装置は、前記ユーザの生理学的パラメータをモニタし、前記バイオフィードバックデータを前記制御コンポーネントに通信するセンサを更に有することができる。前記装置は、前記ユーザ嗜好データ及び/又は前記バイオフィードバックデータを受信し、前記データを前記制御コンポーネントに通信する無線受信器を更に有してもよい。
公开号:JP2011512188A
申请号:JP2010546429
申请日:2009-02-09
公开日:2011-04-21
发明作者:ロナルドゥス;エム アールツ;フラン ウ;スヒンデル;ニコレ;エイチ ファン
申请人:コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ;
IPC主号:A61L9-12
专利说明:

[0001] 本発明は、ユーザに香りを供給する装置に関し、このような装置を動作する方法に関する。]
背景技術

[0002] 嗅覚は、例えば、視覚、聴覚及び触覚に次ぐ重要な感覚である。嗅覚は、したがって、マルチメディア体験を強化するのに使用されることができる。更に、嗅覚は、ウェルビーイング(well being)に影響を与えることが知られているので、アロマセラピー、例えば、http://en.wikipedia.org/wiki/Aromatherapy、において行われるように人の気分又は感情に作用するのに使用されることもできる。典型的には、芳香は、部屋のようなかなり大きな空間にディスペンスされるが、これは、この空間内の全員がこの香りにより作用されるという不利点を持つ。この不利点を克服するために、国際特許出願公開WO2004/007008は、ユーザのみが芳香を感じ、前記ユーザの近くの人々が感じないように前記ユーザの鼻の近くで使用される小さな芳香ディスペンサを記載している。米国特許US5610674は、加えて個別の吸気を制御するようにユーザの呼吸を測定する同様の装置を記載している。日本特許出願公開公報JP2007/020975は、メガネに取り付けることにより鼻の近くに芳香ディスペンサを取り付けるシステムを開示している。このような局所化された生成の追加的な利点は、最小量が必要とされるので、香り生成材料を節約する(これによりコストを節約する)点である。また、米国特許出願公開US2002/0018181は、鼻に対して直接的に香りを生成する装置を記載している。更に、この文献は、香り供給システムを制御するバイオフィードバックシステムの使用を記載している。]
[0003] 既知のシステムの他の例は、米国特許出願公開US2007/062538に開示され、これは、透明な非剛体の細長いファイバにより一緒に接続される2つの挿入体を持つタイプの鼻孔挿入物を開示している。前記透明なファイバは、ユーザに快適さを提供し、前記挿入物が他者に見えないように身につけられることを可能にする。前記挿入体は、一般に、薬物供給又は嫌な匂いの制御に対する物質を含み、各鼻孔を介して鼻の中に配置される。前記挿入物の設計は、使用後に清潔なティッシュに息を吹き込むことにより鼻からの容易な取り外し及び衛生的処理を可能にする。]
[0004] 上に記載された発明は、ユーザの鼻において局所的に香りを与えることにより前記ユーザの近隣の他の人々に作用する/邪魔する問題を解決する。これらの発明は、香り刺激自体の個人的な面に対処しない。人々は香りに対してかなり異なって反応することが既知である。例えば、一部の人は、他者より香りに対して大幅に敏感である。加えて、香りに対する応答は、個人的体験及び嗜好にも依存する。例えば、http://www.brown.edu/Administration/News_Bureau/2004-05/04-069.htmlにおける文献を参照。]
発明が解決しようとする課題

[0005] したがって、本発明の目的は、既知の技術を改良することである。]
課題を解決するための手段

[0006] 本発明の第1の態様によると、ユーザに香りを供給する装置が提供され、前記装置は、本体コンポーネントと、流体リザーバと、前記流体リザーバを前記装置の外部に接続する出力コンポーネントと、前記ユーザに関するユーザ嗜好データ及びバイオフィードバックデータを受信し、それに応じて前記流体リザーバからの出力を制御する制御コンポーネントとを有する。]
[0007] 本発明の第2の態様によると、ユーザに香りを供給する装置を動作する方法が提供され、前記装置が、本体コンポーネントと、流体リザーバと、前記流体リザーバを前記装置の外部に接続する出力コンポーネントと、制御コンポーネントとを有し、前記方法は、前記ユーザに関するユーザ嗜好データ及びバイオフィードバックデータを受信するステップと、それに応じて前記流体リザーバからの出力を制御するステップとを有する。]
[0008] 本発明のおかげで、(前記バイオフィードバックデータにより提供される)現在の体調に対して、及び前記ユーザのプロファイルから決定される、供給される香りの量及びタイプ(並びにどれだけの長さ)に関する個人的嗜好に対しても適切である香りを前記ユーザに提供する香りディスペンサを(例えば直接的にユーザの鼻の中に)提供することが可能である。]
[0009] 不所望な匂いがマスクされる必要がある場合、前記ユーザの嗜好を知ることは特に重要である。更に、所望の芳香は、前記ユーザの現在の及び所望の気分に依存し、例えば、運転手が車内で眠くなる場合、レモンのような刺激する香りを与えることにより前記ユーザを刺激することが望ましい。したがって、芳香の量及び配合は、個人化されるべきである。本発明は、これを解決する方法を開示する。これは、香り供給システムの有効性を増大し、鼻に取り付ける場合に、香り生成が迅速に適合されることができるという追加の利点を持つ。]
[0010] 従来技術に対して、本発明の本質的な違いは、ユーザの嗜好を使用する提案である。他の違いは、前記香り生成システムの実施に関する。本発明に対して、前記ユーザの鼻に対する複雑な導管を使用する必要が無く、導管の使用なしで一方又は他方の鼻孔において直接的に鼻の中での生成が提供される(異なる香りが異なる鼻孔において生成されてもよい)。このようなアプローチの利点は、鼻内装置が、大幅に見えにくく(不可視でさえありうる)、目立たず、より効率的(少量の芳香のみが刺激に必要とされる)であることである。加えて、局所化された投与は、異なる香り又は濃度の間の速い切り換えを容易化する(ほとんど瞬間的なオン/オフ切り換え)。]
[0011] 本文書において、用語"気分(mood)"は、より短期間である用語"感情(emotion)"と比較して比較的長期間の特性を持つ感情的状況(数時間又は数日間、幸せであることができる)を示すのに使用される(例えば、Wikipedia (http://en.wikipedia.org/wiki/Emotion): "気分は、感情と気質との間の中間の持続時間の感情的状態を示す"を参照)。気分と感情との間の他の違いは、感情が、通常、特定の事象又は対象により喚起される(何か言われたことにより怒る)のに対し、これが気分には当てはまらない(特別な理由なしに朝、不機嫌になる)ことである。しかしながら、"気分"及び"感情"を適切に定義する方法に関して依然として議論が存在することに注意すべできである。本発明は、気分及び感情の両方に影響を与えることを目標とする。]
[0012] 香りは、感情及び気分に影響を与える。したがって、本発明は、ユーザの個人的特性に適合された、感情及び気分を刺激するのに芳香を使用する方法を開示する。これは、バイオフィードバックシステムを用いて前記ユーザの感情的状態を測定し、この測定及び前記ユーザの個人的嗜好に基づいて、香りをディスペンスすることにより得られる。このような個人化されたアプリケーションは、有効であり、迅速に適合されることができ、前記ユーザの近傍の他の人々を邪魔しない。]
[0013] 好ましくは、前記装置は、前記ユーザの生理学的パラメータをモニタし、前記バイオフィードバックデータを前記制御コンポーネントに通信するセンサを更に有する。前記装置が鼻の中にある場合、前記装置は、鼻の中で心拍変動又は他のバイオフィードバックを測定することもできる。これは、前記ユーザの身体の他の場所に他の追加センサを提供する必要性を除去し、これは、より効率的かつ効果的である。]
[0014] 望ましい実施例において、前記バイオフィードバックデータは、前記ユーザの2つの生理学的パラメータに関するデータを有し、前記制御コンポーネントは、前記2つの生理学的パラメータに関するデータの2次元マッピングによって前記流体リザーバからの出力を制御する。この2つの生理学的パラメータに関するデータは、前記装置内の1以上のセンサにより直接的に取得されることができるか、又は前記装置の外部から取得され、前記制御コンポーネントに通信されてもよい。前記2つの生理学的パラメータの2次元マップは、前記ユーザの現在の状態(又は気分)を位置付けるのに使用されることができ、前記流体リザーバからの前記香りの出力は、それに応じて前記ユーザの状態を調節するように制御されることができる。前記装置は、したがって、(例えば、再びストレスレベルにリンクされることができる、お気に入りの香りのような)前記ユーザ嗜好を考慮に入れながら、前記バイオフィードバックデータを使用して、(ストレスを受けすぎたような)不所望な感情的状態から(生理学的パラメータが所定の範囲内にあることにより特徴付けられる)所望の感情的状態への制御を提供することができる。前記2つの測定された生理学的パラメータは、前記ユーザの現在の状態の覚醒(arousal)及び誘発性(valence)モデルに基づくことができる。]
[0015] 有利には、前記装置は、前記ユーザ嗜好データ及び/又は前記バイオフィードバックデータを受信し、前記データを前記制御コンポーネントに通信する無線受信器を更に有する。前記香り供給装置内の無線受信器の提供は、情報が容易に前記装置に通信されることを可能にする。これは、ユーザ設定がリアルタイムで調節されることを可能にし、データが前記ユーザの身体に取り付けられた他の装置から前記香り供給装置に送信されることをも可能にする。例えば、前記ユーザが、ディスプレイ及び入力機能を持つ腕時計と無線で通信する従来の心拍モニタを身につけている場合、前記ディスペンサ内の前記無線受信器は、前記無線通信を聴取することができ、前記香り出力を設定するのに前記心拍情報を使用することができる。]
[0016] 理想的には、前記香り供給装置内の前記流体リザーバは、複数の別個の流体区画を有する。これは、前記バイオフィードバック及びユーザプロファイルデータの前記制御コンポーネントの読み出しに依存して複数の異なる香りが異なる時間に使用されることができるので、前記ユーザに対する香りの提供においてより大きな柔軟性を可能にする。実際に、前記リザーバに保存された異なる香りは、前記ユーザに供給されることができる香りの異なる可能性を大幅に増大させることを必要とされる場合、一緒に混合されることができる。前記出力コンポーネントは、バルブを有することができ、前記制御コンポーネントは、前記バルブを制御する。バルブの使用は、前記リザーバ及び前記出力コンポーネントが前記制御装置の制御下で末端ユーザに前記香りを供給するように制御されることができる単純な方法である。]
[0017] 好ましくは、前記本体コンポーネントは、中に含まれる前記香りディスペンサの全ての異なるコンポーネントを持つ環状体を有する。本発明の鼻内実施例に関連した環状形状体の提供は、前記香り供給装置が、前記ユーザの鼻の中に快適にフィットし、複雑な締結機構の必要なしに適所に留まるように成形されることを可能にする。従来の前記ユーザの鼻孔を通る空気の流れは、影響を受けず、前記香りの供給は、前記環状体の孔の中に行われることができ、これは、前記ユーザの鼻に対して自然な供給機構を提供する。]
[0018] 本発明の実施例は、例としてのみ、添付の図面を参照してここに記載される。]
図面の簡単な説明

[0019] 香り供給装置の第1の実施例の概略図である。
香り供給装置の他の実施例の概略図である。
香り供給装置の他の実施例の概略図である。
香り供給装置の他の実施例の概略図である。
香り供給装置の他の実施例の概略図である。
香り供給装置の他の実施例の概略図である。]
実施例

[0020] 図1は、本発明の第1の実施例の概略図を示す。装置10は、制御コンポーネント14を含む本体コンポーネント12を有する。制御コンポーネント14は、香り16の出力を制御する。制御コンポーネント14は、センサ18からのバイオフィードバックデータ及び装置10のユーザに関するユーザ嗜好データ20を受信する。制御コンポーネント14は、センサ18からの受信された入力及びユーザ嗜好20によって装置10の出力を制御する。] 図1
[0021] 装置10は、前記ユーザの鼻に香り16、例えばメンソール又はラベンダー等を放出するディスペンサからなる。前記ユーザに対する香り16の放出は、例えば前記ユーザを覚醒若しくはリラックスさせる又は嫌な匂いをマスクするような、異なる目的を持つことができる。前記ユーザの感情的状態(感情、気分)は、例えば心拍モニタ又は温度モニタであることができるセンサ18により測定され、この状態及びユーザ嗜好20に基づいて、(例えば量及び配合に関して)出力されるべき香りが適合される。この装置10は、いつでもどこでも前記ユーザの気分に影響を与えるのに使用されることができる。]
[0022] 装置10は、バイオフィードバック測定を用いて前記ユーザの感情的状態を考慮に入れ、ユーザ嗜好20に基づいて、前記ユーザの感情的状態に影響を与えるのに香り16を使用する。制御機構14は、入力情報の2つの重要なソース、すなわち前記ユーザの生理学的パラメータをモニタするセンサ18からのバイオフィードバックデータから得られる前記ユーザの感情的状態、及び前記ユーザのユーザ嗜好20を持つ。]
[0023] 前記ユーザの感情的状態は、電気皮膚反応及び心拍変動性のような身体的特性を測定するバイオフィードバックセンサ18を用いて決定されることができる。例えば、前記ユーザが、彼/彼女の健康を害しうる又は前記ユーザの現在の状況に不適切でありうる緊張状態にあると決定される場合、装置10は、ラベンダー、カモミール又はユーカリのようなリラックスさせる香りを放出する。放出される香りの量は、感情的検出センサ18により検出された前記ユーザのストレスレベルに基づく。]
[0024] 電気皮膚反応及び心拍変動のようなバイオフィードバック測定は、前記ユーザの感情的状態を特徴付けるのに使用されることができる。このような特徴付けは、Russelによる円環モデルに記載されるような周知の誘発性−覚醒モデルにより行われることができる(例えば、Larssen, R.J., and Diener, E. (1992) "Promises and problems with the circumplex models of emotion" Review of Personality and Social Psychology, 13, pages 25 to 59を参照)。このモデルは、覚醒(冷静−興奮)及び誘発性(肯定的−否定的)の2次元によって全ての感情を記載する。前記電気皮膚反応は、覚醒の度合を決定するのに使用され、増大する電気皮膚反応は、前記ユーザの増大する覚醒を意味する。前記心拍変動は、誘発性の状態を決定するのに使用され、増大するコヒーレンスは、前記ユーザの増大する誘発性を示す(より多くの詳細については、http://en.wikipedia.org/wiki/Heart_rate_varibaility又はhttp://www.heartmath.org/research/science-of-the-heart/soh_14.html、最後の段落を参照)。]
[0025] 覚醒軸を目標とする実施例において、刺激する香り(レモン、ベルガモット及びバラ)は、前記電気皮膚反応が増大する、すなわち前記ユーザがより覚醒されることを示すように生成される。前記生成された香りが、十分な効果を持たず、前記測定された覚醒状態(電気皮膚反応)が依然として低すぎる場合、香り濃度は、増大されることができる、及び/又は(メンソールのような)刺激に対するより強力な香りが追加されることができる。誘発性軸を目標とする実施例において、制御コンポーネント14により実行されるアルゴリズムは、前記ユーザがコヒーレンスに到達するように快適な(何か快適かについては、前記ユーザ嗜好が使用される、以下を参照)香りの生成に対して最適化されることができる。覚醒−誘発性面内の他の点は、これら2つの実施例の組み合わせにより到達されることができる。]
[0026] 芳香制御は、前記ユーザの嗜好をも考慮に入れる。これらのユーザ嗜好20は、前記ユーザの所望の感情的状態(例えば、前記ユーザがリラックスした状態でありたい)に関する個人的情報及び/又はユーザが好む又は嫌う香りのような前記ユーザの個人的嗜好に関する情報(例えば、前記ユーザが甘い香りを好きではない、又は妻の香水を好むという事実)の両方を含む。理想的には、前記ユーザの所望の気分を喚起するように香りを生成する場合に前記ユーザの個人的嗜好が考慮に入れられることができるように、両方のタイプの情報が、利用可能である。前記ユーザは、所望の状態を示すことができ、装置は、それに応じて反応する。前記ユーザが、例えば、眠気を感じるが、働かなければならないので、覚醒される必要がある場合、生成装置14は、レモン、ベルガモット、バラ及びメンソールのような刺激する香りを放出する。ユーザ嗜好20は、リアルタイムで修正されることができ、前記ユーザは、例えば、制御コンポーネント14に無線で接続されたリモートコントロールを用いて示すことにより嗜好20を更新することができる。]
[0027] 前記ユーザの感情的状態及び嗜好20の両方は、放出される香りの量及び配合を決定する。例えば、前記ユーザがリラックスしたいと望む場合、リラックスさせる香りの濃度は、前記感情的検出装置により検出されたストレスレベルがより高い場合により高いだろう。]
[0028] 前記ユーザがストレスを感じる覚醒レベル又は香り濃度に対する検出閾値のような、前記システムに対する基準又は閾値を決定するために、装置10を最初に使用するとき及びその後でも時々、(例えばリモートコントロールにより)前記ユーザにフィードバックを提供するよう求めるシステムが提案される。このようにして、装置10は、装置10の特定のユーザに対して適切である香り出力の動作を制御するパラメータをセットアップすることができる。前記ユーザは、最初に(単純な質問及び回答の構成でありうる)所定のスキームによって装置10を構成することができ、(パラメータを永久的に変更する)グローバル又は(特定の場合に対する)ローカルのいずれかであるユーザプロファイルに対する変更を行うこともできる。]
[0029] 図1の装置10の設計の多くの変形例が可能である。上記の実施例に対する幾つかの変形例は、例えば、香り生成装置10が、時間又は温度のような感情的側面以外の入力に反応するものを含むことができる。例えば、朝、前記ユーザは、焼きたてのパンの香りで起こされる。生成装置10は、注意を必要とする特定の事象を前記ユーザに通知する代替手段として使用されることもできる。例えば、前記ユーザに警告するために、車のエンジンがオーバヒートしている場合に、焼ける匂いが生成される。] 図1
[0030] 前記装置は、スクリプト言語を使用して再生される又は示されるコンテンツに基づいて芳香制御に対する入力を提供するマルチメディア装置により(遠隔)制御されることもできる。この実施例は、図2においてより詳細に説明される。センサ18からのバイオフィードバックデータ及びユーザ嗜好20の入力に加えて、映画又はコンピュータゲームのようなマルチメディア又はゲームソースから入力22が提供される。制御コンポーネント14は、芳香16を出力するバルブ24を制御するのにこれら3つの入力を使用する。この実施例において、前記香り生成は、製作物(プログラム、映画等)のコンテンツと同期される。例えば、森を見る場合に、森の香りが生成されることができる。代案として、装置10は、本に結合され、読書体験を強化することができる。制御コンポーネント14に対する入力22は、再び何らかのスクリプト言語を使用して、本の中のテキスト又は絵に関連付けられることができる。装置10は、何らかのスクリプト(amBXのような)言語を使用して芳香制御14に入力をも提供するゲーム装置(図2に示される)により制御されることができる。上述したように、装置10は、インテリジェント香りマスク又は特別な空気汚染に対するフィルタのように反応するように構成されることができる。] 図2
[0031] 前記装置の物理的形状は、ユーザの鼻の中に配置されることができるようになっていることができる。第1の実施例において、前記香り生成装置(ディスペンサ)及び気分推定センサ18は、前記ユーザの鼻(鼻孔)内に配置されるハウジング12内に取り付けられる。香りは、液相の香り又は香りを運ぶ空気を含む香りチャンバ(芳香リザーバ)から来る。代替実施例において、混合物を作成するために異なる香りを含む複数の香りチャンバが使用されることができる。香りは、(例えば圧電結晶を使用して)電気制御バルブを用いて放出される。量を制御する異なる可能性が存在し、例えば、前記チャンバの開口を変化させるか、又は液体芳香物の過熱の量を変化させる(より多くの過熱がより多くの蒸発を意味する)。装置10は、同じ又は異なる香りを生成することができる2つの部分、各鼻孔に対して1つ、からなることもできる。]
[0032] 図3において、装置10の他の実施例が概略的に示される。図3は、小さなペレット(又はドロップ)形状の装置10を示す。内部コンポーネントは、前記装置の物理的実装の概略図として示される。装置10の本体コンポーネント12は、センサ18、バッテリ30、芳香リザーバ28、メモリ26、プロセッサ14(装置10に対する前記制御コンポーネント)、及び無線信号32を受信することができる無線受信器(図示されない)を含む。] 図3
[0033] 電子装置の小型化の進歩及び局所化された香り投与に対して少量の投与のみが必要とされるという事実は、装置10を前記ユーザの鼻の中にフィットするのに十分に小さく(2,3mmのオーダに)することを可能にする。装置10は、機械的手段(ばね、クリップ、ピアシング)により鼻の中に取り付けられることができる。リモートコントロール又はPCに対する無線接続32を用いて、ユーザ嗜好20が示されることができる。芳香ディスペンサ10は、バッテリ30を充電し、芳香リザーバ28を再充填するためにドッキングステーションに設置されることができる。表示'流体リザーバ'空、又はベースステーションに対するフィードバックが存在することができる。装置10は、ディスポーザブル装置であることができるか、又は装置10の一部、特に流体リザーバ28が、ディスポーザブルであることができる。]
[0034] 代替実施例として、鼻の中の代わりに、装置10は、前記ユーザの鼻の近くに配置されてもよい。代替的に、生成装置10の一部は、鼻の外側に配置されてもよい。例えば、感情センサ18は、身体の異なる部分(手首)に配置されてもよく、生成装置10の残りの部分に無線接続されてもよい。ディスペンサ10は、自動車のような一人にのみ使用される(制限された)空間で使用される場合、他の人は香りにより影響を受けないので、前記ユーザの鼻からかなり離れて配置されることもできる。他の実施例において、前記芳香は、顔又は身体上の経穴のような鼻以外の器官、例えば、精力を与えるために鼻と口との間の人中、よりクリアな視界のために目の輪郭の外側のこめかみにディスペンスされ、前記ユーザの気分に作用する。]
[0035] 本発明の第4の実施例は、図4に示される。ユーザの鼻孔の内側に配置する装置10は、本体コンポーネント12と、流体リザーバ28と、流体リザーバ28を装置10の外部に接続する出力コンポーネント36と、前記ユーザに関する前記ユーザ嗜好データ及び前記バイオフィードバックデータを受信し、これらに応じて流体リザーバ28からの出力を制御する制御コンポーネント14とを有する。流体リザーバ28は、複数の別個の流体区画を有し、これは、複数の異なる香りが作成されることを可能にする。装置10は、前記ユーザの生理学的パラメータをモニタし、前記バイオフィードバックデータを制御コンポーネント14に通信するセンサ18、及び外部ソースから前記ユーザ嗜好データ及び/又は前記バイオフィードバックデータを受信し、前記データを制御コンポーネント14に通信する無線受信器34をも含む。前記出力コンポーネントは、バルブ24、及びバルブ24を制御する制御コンポーネント14をも有する。] 図4
[0036] 本体コンポーネント12は、環状体12を有する。前記図は、機械的手段により、例えば、ばねを使用することにより又は前記ユーザの鼻の中でわずかに拡張することができるようなケーシングに対する弾性材料を使用することにより、前記ユーザの鼻の中に留まる装置10のドーナツ形状の実施例を示す。空気は、本体12の真ん中を通って流れることができ、これは、装置10が前記ユーザに対する通常の空気の流れに作用せず、前記ユーザに対する前記香りの効率的な供給方法をも提供する。装置10の重要な態様は、個人化であり、すなわち、ユーザ嗜好及びバイオフィードバックを用いて前記ユーザに適合することである。このシステムの他の重要な態様は、効率性である。前記システムは鼻の中に配置されるので、非常に少量で必要とされる場所に芳香を届ける(それ以外の場所には届けない)。鼻の中のドーナツ形状の装置の代わりに、他の実施例は、鼻ピアスを介する。このピアスは、バー形状であることができ、ピアスのような宝石として結合されることさえできる。装置10は、前記ユーザの鼻のピアス孔を通って前記ユーザの鼻にフィットされることができるスタッド上に取り付けられる。]
[0037] 図5は、装置10の他の実施例を示す。この実施例において、装置10は、クッション38内に含まれる。このクッション38(又はネックピロー)は、例えば、ユーザが眠る又は休息する場合に、前記ユーザの首のまわりに配置されるように設計される。装置10のコンポーネントは、ピロー38の内部に分配され、ピロー38の外部から検出されることができないように十分に小さい。本体12は、流体リザーバ28及び制御コンポーネント14を含む。本体12は、ピロー38が使用中である場合に前記ユーザの鼻の近くになるようなピロー28内の位置に設けられた出力コンポーネント36の対に接続される。装置10は、制御コンポーネント14の制御下で、前記ユーザに香りを提供するように動作する。ピロー38は、上で述べたように前記ユーザの生理学的パラメータを測定する1以上のセンサ及び/又は無線受信器のような装置10の他のコンポーネントをも有することができる。] 図5
[0038] 装置10の更に他の実施例は、図6に示される。この実施例において、ユーザ40は、乗り物を運転しており、シート42及びハンドルと接触している。香り供給装置10は、ヘッドレスト46に含まれ、これは、香り供給をユーザ40の鼻の比較的近くに配置する。香りは、前記乗り物の比較的制限された空間内に供給される。センサは、前記乗り物内のコンポーネントの中、例えばシート42及び/又はハンドル44のような前記ユーザと直接的に接触する部分に配置されることができる。] 図6
[0039] 本発明は、幅広い範囲のライフスタイル製品に応用されることができる。例は、リラクゼーション装置、アロマセラピー装置、不快な匂いをマスクする装置、ゲーム装置(amBX)及びエンタテイメント装置(香りを加えることにより強化された体験)である。]
权利要求:

請求項1
ユーザに香りを供給する装置において、本体コンポーネントと、流体リザーバと、前記流体リザーバを前記装置の外部に接続する出力コンポーネントと、前記ユーザに関するユーザ嗜好データ及びバイオフィードバックデータを受信し、それに応じて前記流体リザーバからの出力を制御する制御コンポーネントと、を有する装置。
請求項2
前記ユーザの生理学的パラメータをモニタし、前記バイオフィードバックデータを前記制御コンポーネントに通信するセンサを更に有する、請求項1に記載の装置。
請求項3
前記バイオフィードバックデータが、前記ユーザの2つの生理学的パラメータに関するデータを有し、前記制御コンポーネントが、前記2つの生理学的パラメータに関するデータの2次元マッピングによって前記流体リザーバからの出力を制御する、請求項1又は2に記載の装置。
請求項4
前記ユーザ嗜好データ及び/又は前記バイオフィードバックデータを受信し、前記データを前記制御コンポーネントに通信する無線受信器を更に有する、請求項1、2又は3に記載の装置。
請求項5
前記流体リザーバが、複数の別個の流体区画を有する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の装置。
請求項6
前記本体コンポーネントが、環状体を有する、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の装置。
請求項7
前記出力コンポーネントがバルブを有し、前記制御コンポーネントが前記バルブを制御する、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の装置。
請求項8
前記装置が、前記ユーザの鼻孔の内側に配置するサイズである、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の装置。
請求項9
ユーザに香りを供給する装置を動作する方法において、前記装置が、本体コンポーネントと、流体リザーバと、前記流体リザーバを前記装置の外部に接続する出力コンポーネントと、制御コンポーネントとを有し、前記方法が、前記ユーザに関するユーザ嗜好データ及びバイオフィードバックデータを受信するステップと、それに応じて前記流体リザーバからの出力を制御するステップと、を有する方法。
請求項10
センサで前記ユーザの生理学的パラメータをモニタするステップと、前記バイオフィードバックデータを前記制御コンポーネントに通信するステップとを更に有する、請求項9に記載の方法。
請求項11
前記バイオフィードバックデータが、前記ユーザの2つの生理学的パラメータに関するデータを有し、前記流体リザーバからの出力を制御するステップが、前記2つの生理学的パラメータに関するデータの2次元マッピングによる、請求項9又は10に記載の方法。
請求項12
無線受信器において前記ユーザ嗜好データ及び/又は前記バイオフィードバックデータを受信するステップと、前記データを前記制御コンポーネントに通信するステップとを更に有する、請求項9、10又は11に記載の方法。
請求項13
前記方法が、バルブを動作するステップを更に有し、前記制御コンポーネントが、前記バルブを制御する、請求項9ないし12のいずれか一項に記載の方法。
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